■まとめ
●患者は38年間口腔内の疼痛や不自由を感じたことがない。
●“中高年、歯は抜ける、毛は抜ける、抜けないのは疲れだけ”(綾小路きみまろ)は、必ずしも当てはまらない!
●筆者は抵抗する。適切なケアと努力(自他)をすれば、充分口腔の健康維持は可能である。
●学術論文では記載できないが、(図16~20)のように、患者のIQ、経済能力、医療側の能力が必要である。揃った時に成功
(健康維持)する。
●上流と下流で健康格差!下流老人は死亡率3倍に、うつは上流老人の5倍!親の年収が高い子どもの学力は高い!、口腔
内も同様のことが言える。
●経済的ゆとりがなくては、とても維持管理が不可能である。
●初診時から口腔管理を任され、患者・歯科医師・衛生士と三位一体の成果と思われる。