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1.抜歯前および外科処置前に抗凝固薬、ワーファリンを休薬するのは危険!

@いまだに内科医から抜歯などの際には、抗血小板薬,抗凝固薬の休薬を指示されることがある。あるいは歯科医身が休薬を勧める症例もあるが、休薬は危険である。

A抜歯、消化管内視鏡検査、手術前などの抗血小板薬、抗凝固薬の使用、中止については日本循環器学会のガイドラインがある。


B・冠動脈内ステント植え込み後で抗血小板薬(パナルジン、プラビックス、バイアスピリンなど)をすでに飲んでいる患者の抜歯は?

  ・心房細動、心臓弁置換術後、深部静脈血栓症、肺塞栓症のワーファリンを内服している患者の抜歯は?

C当Clinicでは原則として
抗血小板薬、ワーファリンは内服して抜歯をしている。休薬による有害作用の方が抜歯の時の出血のリスクを上回るからである。

D抗血小板薬内服中の患者の場合、休薬に伴うリスクは個々の患者により異る。問題がある場合は循環器科に紹介する。
  冠動脈内薬物溶出性ステント(DES)留置後、抗血小板薬を中止すると
急性血栓閉塞の大きなリスクを伴う。バイアスピリン3日休薬で複数ステントの同時閉塞をきたし、ショック状態になることもある。

E外来外科処置に関しては、特殊症例以外は、口腔外科外来の処置に関しては、上記薬剤を併用しての処置は十分可能である。術前より対処し、
Diathermyを併用して血液凝固を促進すれば十分対応できる。


2.インプラント死亡事故 業務上過失致死容疑で歯科医書類送検(2011/08/01)

 インプラントは1〜2時間をかけて行う手術である。十分な術前検査(全身・局所)後、施行に移らなければならない。今回の事故に関して2チャンネルの書き込みをまとめたSiteがあるので紹介する。歯科医が専門的に記述している部分も有る。インプラント手術を予定している方には大いに参考になる内容である。   


.Pen Type Digital pH Meter

 臨床で手軽に使用出来るpH Meterを紹介する。海外より取り寄せたのもであるが、安価で非常に良く出来ている。養魚、漁業、観賞魚、スイミングプール、学校の実験、食品、飲料などに使用する物で有る。当Clinicでは、酸食症・Acid Erosion・Dental Erosionの予防のため、食品や飲料水の測定に頻用している。

























■SpecificationS:                              ■Sensor Electrode
Range:0.0-14.0pH
Resolution:0.1pH
Batteries:1.5V×3(Buttan Battery)
Life:700Hours of Use
Weight:51g



Capを取り、Sensor Electrodeを蒸留水に浸潤させる。その後、ティッシュで拭き取り、検液(約10ml)に挿入する。数秒で数値が安定する。