(図 4)透明標本で観察すると歯髄組織に接近しているのが観察される
(図 3)良いと思って歯磨剤を長期間使用した結果、歯頸部に大きな硬組織欠損を生じた
研磨剤の成分

・リン酸水素カルシウム:Ca(H2PO4)2
・炭酸カルシウム:CaCO3
・水酸化アルミニウム:Al(OH)3
・無水ケイ素:SiO2
・ピロリン酸水素カルシウム:CaH2P2O7
・シリカ(無水ケイ酸、ケイ酸、酸化シリコン)
・ベントナイト
・酸化チタン:TiO2


磨耗症・歯磨剤(ABRASION・DENTIFRICE)

 歯磨剤・DENTIFRICEを長期間使用すると、摩耗症を起こす。美白効果やタバコのヤニ取り効果を歌った商品は危険である。摩耗の危険が無い歯磨剤は“液体歯磨き剤”と“TUBE入りで歯磨剤自体が透明感のある物”は安心である。素材に透明感のあるものは“ナノ粒子”含有で、顆粒が球状で摩耗の危険性は少ない。
 歯磨剤原因による摩耗形態には、“
皿状欠損”と“くさび状欠損”が診られる。この形態の差は患者本人の磨き癖に起因する。

(図1)39歳、男性。通常のTUBE入り歯磨剤(すべて研磨剤含有)を長期間使用の結果、多数歯に渡り高度摩耗が診られる。歯周病による歯肉退縮では無い。研磨剤と間違ったBrushingが原因である。非喫煙。“皿状欠損”

(図2)55歳、男性、台湾人、医師。喫煙者であるため、粒子の粗い研磨剤入りを長年使用。多数歯に渡り“くさび状欠損”を認める。欠損が深くなると知覚過敏が強くなり、Plaqueも停滞しやすくなり、Caries Riskも高くなる。

(図 5)76歳(2011年10月19日)、男性。充塡前、正面観、Before
(図6)76歳(2012年2月22日)、男性。充塡後、正面観、After
(図7)76歳(2011年10月19日)、男性。側面観、Before
(図8)76歳(2012年2月22日)、男性。側面観、After充塡処置後も歯磨剤の使用を中止しないと、再発する
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赤血球の大きさ7~8μを参考
知覚過敏を防ぐ、低研磨と表示していても、大きな粒子を含有している
台所のクリームクレンザーの粒子サイズに近い大きさの歯磨剤も色々と販売されている
当クリニックで推薦している漂白剤入りの歯磨剤 BRITE SMILE ブライトスマイル(CO(NH2)2H2O2過酸化尿素)